りんどう法律事務所のブログ

2017.06.29

財産分与もいろいろです。

「財産分与」。

 

弊所に離婚のことでご相談にこられる方がすでにこの意味をご存知である場合も、多くあります。

 

単純に言えば、婚姻中に形成された財産は夫婦で協力して作られたものだから、離婚するのであれば、それを分けましょう、といものです。

 

よくあるケースでは、婚姻期間中に増えた財産を、およそ2分の1ずつ取得しましょうという場合です

 

このように話せば単純ですが、

 

では、何が、婚姻期間中に互いの協力によってつくられた財産なのか、本当に2分の1ずつの分配でいいのか、債務はどうするのか、などなど、問題は山積みです。

 

事案ごとにことなりますし、2分の1ずつわけたとしても、一方がそれで困窮する場合には果たしてそれでよいのかという問題が出てきます。

 

財産分与には、次の3つの要素があると言われています。

清算的財産分与

 夫婦で形成した財産を清算しましょうという要素

扶養的財産分与

 離婚により困窮する一方当事者の生活をなんとかしましょうという要素

慰謝料的要素

 婚姻中辛い目にあった、もしくは離婚により辛い目にあう一方当事者の他方当事者に対する慰謝料請求を考慮しましょうという要素

 

これら3つの要素を元に、個々の事案を検討していく必要があります。

 

「財産分与。はい2分の1ね。」というわけではない場合もたくさんあります。

 

まずは、ご自身の婚姻生活中の状況などをしっかりと弁護士にご説明していただき、弁護士と一緒に検討してください。

 

 

りんどう法律事務所(女性弁護士による離婚相談)

大阪市北区西天満3丁目13-18

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2017.06.26

意外に短い?10カ月。相続申告期限。

遺産分割事件や、遺留分減殺請求事件の際に、

私たちが、意識をするのものの一つに相続税申告期限があります。

 

そんなに多くあることではありませんが、この申告期限が事件の解決を左右する場合も、意外とあったります。

 

財産の把握の観点で言えば、相続税申告書類がその大きな材料になる場合もありますし、申告期限に間に合うように遺産分割協議をしようと思う気持ちもあったりします。

 

 

この相続税申告期限。みなさんは、これがいつかご存知でしょうか。

 

被相続人に亡くなられたことを知った日の翌日から数えて10カ月。

これが、相続税申告期限です。この10カ月以内に行う必要があります。

 

「なんだ、10カ月もあれば間に合うでしょう」と思われる方もおられるかもしれませんが、それがそうでない場合もたくさんあるのです。

 

遺産分割協議。

 

それぞれの相続人の思い、気持ちもあるため、スムーズにいかないこともあります。

 

10カ月もあると思っていたのに、気づいたらあと2週間しかなかった。

 

こういうケースもあります。

 

もちろん、相続税の申告は税理士にご相談いただくのが一番かと思いますが、

 

相続税申告期限を意識しすぎて、なんだか納得できないままに遺産分割協議を進めるのは望ましいことではりません。

 

もし、相続について、気になること、ご不安なことがありましたら、できる限り早くに一度弁護士にご相談いただければと思います。

 

 

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2017.06.22

笑いは免疫力を上げるらしいです。

ご依頼者と打ち合わせをしているうちに、話が逸れて、ゲラゲラ笑い合うということがあります。

 

話の内容は笑いごとではないようなものだったりしますが、打合せの最後には、「ほー」「へえ」と話しながら、クスクス笑う。そんなこともあります。

 

 

もう随分前のことですが、命に関わる病を抱えているご依頼者がおられました。そういう病になり、自分の今までの人生を見つめ直されたそうです。

その方は、そこから、それはそれはもうパワフルに、色々な活動をされるようになりました。

 

その方と出会ってもう何年も経ちます。もちろん今もお元気に過ごされています。

 

前向きな姿勢、華やかな笑顔に、尊敬の念を抱いております。

 

 

その方が、ある時おっしゃっていました。

「私は、この病気になり、病気と向き合い闘うために自分でたくさんの勉強をしました。そして、その中で分かったことは、笑いがすごく体にいいということです。笑っていると体の免疫力もアップするんだそうですよ。」

 

 

私には医学的なことはわかりません。

でも、自分が辛い時、人とたくさん話してゲラゲラ笑うとすっきりした気持ちになることを実感しています。

 

 

ご依頼者と話している時は、目の前の事柄で頭がいっぱいで、この方の言葉を意識しているわけではないのですが、ご依頼者とゲラゲラ笑い合った後、ご依頼者が「ほんと、笑いごとではないんだけど、笑えてくるわ」などと話されて帰られると、この方の言葉を思い出します。

 

そして、今日のゲラゲラ笑いで、少しでも、ご依頼者のお気持ちがすっきりしていればいいなと、柄にもなく思ったりします。

 

 

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2017.06.20

「妻が家事をしません」は、離婚原因???

離婚の裁判などでは、たまに、夫側から「妻はほとんど家事をしなかった」という主張がされる場合があります。

 

 

「家事」という仕事は、広範囲に及び、そしてどの程度したら「家事をしていた」と言えるのか、個人個人によって、その基準は異なり得ます。

 

 

妻が家事をしなくても円満なご夫婦はおられるでしょうし、家事が苦手でも、自分なりに努力をして家事に取り組んでいる方もおられるかもしれません。

 

 

夫婦には、夫婦それぞれのご事情があるので、「家事をしなかった」という表現だけで、それが離婚理由になると考えるのは難しいのではないかと思います。

 

 

もちろん、状況、内容によっては、離婚原因となり得るものもあるのでしょう。

 

 

しかし、その主張をするためには、相当の証拠等の積み重ねが必要となると思います。

 

 

協議での離婚が整わず、調停でも話合いはつかなかった、これから訴訟を行わなければならないという段階になると、法定の離婚原因があるかないかは重要な事柄です。

 

 

もちろん、双方ともに離婚については争いがなく、離婚の条件だけが争点という場合であれば、他方当事者の言動が法定の離婚原因に当たるかどうかが争点とはならないこともありますが、

 

 

協議や調停の段階での相手方の対応と、訴訟での相手方の対応が異なることも、実際にあります。

 

 

そのため、相手方の主張がどうであれ、まずは、この事案が法定の離婚原因にあたることがらがあるかどうかを見極めることに細心の注意を払います。

 

 

 

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2017.06.15

「もう離婚しかない!」・・・?

例えば、夫婦喧嘩をしている時、どうしても腹が立ってしまって、つい「それなら、離婚だ!」と言ってしまう時ってありませんか?

 

 

 

「どうして自分の気持ちをわかってくれないのだろう。」

「私だって、家族のために一生懸命しているのに。」

「いつも、同じことで喧嘩になる。」

「いつも注意しているのに、全然直してくれない。」

「なんで、私ばかり我慢しないといけないのだろう。」

 

 

日々の生活で疲れ果てながらも自分なりに頑張っているのに、パートナーは全然理解してくれない・・・。文句ばかり言ってくる・・・。

 

 

「もう、こうなったら離婚しかない!」

 

 

夫婦喧嘩の中で、こういう発言を繰り返ししている方はおられるでしょうか?

 

 

・・・気持ちはすごくよくわかります。

 

 

夫婦の会話の中で、「離婚」という単語が出たことがあるというご夫婦も決して少なくはないと思います。

 

 

何も喧嘩したくてこの話を始めたわけではないのに、なぜか、いつの間にか、どっちも引けなくなり、離婚という単語も出てきた。

 

こんな場合もあるかもしれません。

 

 

 

ただ、離婚という局面に何度も関わってきた立場から申し上げると、

 

 

やはり、「離婚」という単語は、ご自身の中で本当にその覚悟ができたときに出すものだと思うのです。

 

 

ご自身の中では、感情的になりつい出てきた言葉だったかもしれません。

 

ただ、それが相手に強く印象付けられる、ということは多くあります。

 

そんな言葉の中の一つに、この「離婚」という単語があったりします。

 

 

 

夫婦、パートナーと言えども、別の人間です。

 

友達や職場の人に言ってはいけない言葉があるのと同じで、夫婦やパートナーにだって、言ってはいけない言葉があるのではないでしょうか。

 

 

「まだこの人との生活を諦めていない」というのであれば、話し合いの中にも、どうかその気持ちを織り交ぜて欲しいと思うのです。

 

 

納得しているわけではないが、いつの間にか離婚に向かって進んでいたという事態は、できれば避けて欲しいと願っています。

 

 

やはり、離婚は、色々な覚悟を持ってするものだと思うのです。

 

 

 

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2017.06.13

不貞行為の慰謝料請求に時効ってありますか?

不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条)の時効期間は、「損害及び加害者を知った時から3年」です(民法724条)。

 

「不貞行為に基づく慰謝料請求」は、不法行為に基づく損害賠償請求として認められるものですので、不貞行為に基づく慰謝料請求の時効期間は、損害及び加害者を知った時から3年となります。

 

 

一般的には、①配偶者が不貞をしていること、そして②その相手がだれかを知った、という時が時効の起算点となることが多いかと思います。

 

そこから3年が経ってしまうと、原則、慰謝料請求はできなくなります。

 

 

 

配偶者と離婚をする決意ができないときや、離婚をしないでおこうと思っているときは、不貞相手に対する慰謝料請求をしないという選択をされる方も多くおられます。

 

不貞相手に請求することにより夫婦仲が悪くなることを懸念される方もおられます。

 

 

ただ、その後の事情の変化により、やっぱり不貞相手に慰謝料請求をしようと思った時に、時効期間の3年が経過してしまっていたということもあります。

 

 

慰謝料請求をするかどうかについては、「時効期間というものがある」ということも念頭に検討していただければと思います。

 

 

もっとも、配偶者に対して不貞行為に基づく慰謝料請求をする場合は、たとえ、不貞行為を知った時から3年以上が経過していたとしても、「婚姻の解消の時から6か月を経過するまでの間」は時効は完成しません。

 

 

ということで、原則として、離婚から6か月が経つまでの間は、配偶者に対する慰謝料請求は可能となります。

 

 

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2017.06.07

年金分割、どの方法がいいのでしょうか?

このブログでも何度が記載しておりますが、

 

年金分割には、「合意分割」「3号分割」があります。

 

 

3号分割は、分割を希望する当事者が、離婚後に、年金事務所に必要書類等を提出すればできます。つまり、自分ひとりだけで手続きができます。

 

ただ、この3号分割は、平成20年4月1日以降で婚姻をしていた期間のうち、第3号被保険者(第2号被保険者、例えば会社員や公務員など、に扶養されている配偶者)のみが、年金分割の対象となります。

 

このため、「合意分割」を利用するケースの方が多いのではないかと思います。

 

 

この「合意分割」。行うためにはいくつかの方法があります。

 

 

1つ目は、

 

夫婦双方の本人または代理人が年金事務所に直接行き、所定の合意書に記入する方法です。

 

2つ目としては、

 

公証人役場で公正証書を作成するか、もしくは、私署証書認証を得る方法。

 

 

これら二つの方法は、まさに「合意分割」というその名にふさわしいといえます。いずれも、夫婦ともに何等かの行動をとる必要がある方法です。

 

3つ目の方法は、

 

裁判所の判決書や和解調書、審判書、調停調書を年金事務所に提出する方法です。これは年金事務所での手続き自体は、年金分割を求める方が単独で行えますが、しかし、裁判所への申立等が必等となります。

 

 

この3つの方法のうちどれを選択するかは、その時のご夫婦の状況によるところが大きいですが、

 

個人的には、1つ目の「年金事務所に一緒に行く」方法か、3つ目の「裁判所による書類の提出」を検討する場合がよくあります。

 

 

一番望ましいのは、1つ目の「年金事務所に一緒に行く」という方法なのでしょうが、これができる状況にあるご夫婦ばかりではありません。

 

もしこれが難しい状況であれば、2つ目の「公証人役場を利用する方法」か、3つ目の「裁判所を利用する方法」となるのでしょうが、

 

 

そもそも、2つ目の方法も、ある程度は夫婦がともに行動しなければならないので、1つ目の「年金事務所に一緒に行く」ということが困難なケースでこの2つ目の方法を取れるかというと、難しいのかもしれません。

 

 

そこで、検討するのが3つ目の方法ということになります。

 

 

仮に、離婚後に年金分割だけを求めたいという場合、実は、年金分割を求める審判の手続自体は、それほど労力を要するものではないケースが多いのです。

 

 

現在、家庭裁判所は、原則として按分割合を0.5(つまり2分の1)と考えています。

(もちろん、特別な事情を考慮して、0.5以下の按分割合となる場合もありますが。)

 

 

「家庭裁判所の手続」と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれませんが、実はそうでもなかったりします。

 

 

もし、年金分割をすること、もしくは、按分割合を0.5とすることについて、相手との合意が成立しなさそうであれば、思い切って家庭裁判所の審判を求めるという方法もあるということを覚えておいていただければと思います。

 

ただし、事案によっては、按分割合が0.4や0.3となるケースもあります。もし気になることがありましたら、一度弁護士にご相談ください。

 

 

 

 

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2017.06.01

ホ ホ ホタル 来い!

先日、蛍を見ました。

 

あたり一面、山、川、森とまではいかない場所なのですが、蛍が居たのです!

 

といっても、完全な天然の状態、つまり自生しているのかどうかは不明ですが。

 

周辺はボランティアの方による誘導などもなり、おそらく地域住民の方やボランティアの方による絶え間ないご尽力があっての賜物なのだと思います。

 

 

皆様は、蛍を、間近で見られたことはありますか?

 

 

 

実は、私、子どもの頃に見たことがあるのですが。

 

 

それにしても随分久しぶりの蛍を見て、なんだかじわっと感動しました。

 

 

まさに自然の光。

 

 

はかなげに点滅を繰り返す蛍たち。ゆらっと近づいたかとは思うと、ゆらっと遠ざかり。

 

 

神秘的な世界に吸い込まれ、近づいてきた蛍に、つい手を伸ばしそうになって。

 

でも、あまりの儚い光に、触れてはいけないと慌てて手を引っ込めました。

 

 

家族連れの方も多く、周り子どもたちがはしゃぐ様子に、これまたじわり。

 

蛍を見て、この子どもさんたちは何を思ったのでしょうか。

 

 

 

暗闇の中、足元が悪い道を、友達や大人と手をつなぎ一生懸命に歩いたこと、

その先で、点滅させながらゆらゆら飛ぶ蛍をこの目で見たこと。

そしてみんなで「わー」と感想を上げたこと。

 

 

できれば、この子どもさんたちの胸にずっと残っていたらいいな、なんて思ったりしました。

 

 

 

大人になるまでに色々辛いこともあるかもしれません。大人になってからも然り。

 

でも、この日の出来事を、なんとなくでもいいのでずっと胸に抱いていてほしいなと、大袈裟でもなく思ったのでした。

 

 

 

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