りんどう法律事務所のブログ

2015.02.27

韓国で姦通罪について違憲決定が出ました。

当事務所は、離婚問題男女関係の問題を積極的に扱っています。

日常生活のあるゆることが「国際化」したともいえる昨今、離婚問題や男女関係問題にも、当然国際化を感じる時があります。このため、私たちは、日々、出来る限り日本以外の法律等にも関心を向けるようにしています。

さて、今回は、韓国でのお話に少し触れさせていただきます。

平成27年2月27日付毎日新聞の朝刊記事によると、今月26日、韓国の憲法裁判所が、刑法の姦通罪を違憲とする決定を出したそうです。

姦通罪とは、配偶者以外の人と性的交渉等を行うことを罰するものです。

お若い方にはピンとこないかもしれませんが、実は日本にも昔、同種の規定がありました。

当時の「常識」を反映して作られたであろう法律ですが、長い時の変化により、その背景や国民の常識などが変わることはだれしも想像に難くないと思います。

法律は、決して不変ではない。そう思いながらこの仕事をする事案もあります。

時代の変化、国民の感情の変化、常識の変化により、昔の制定された法律が廃止されることは、決して多くはないかもしれませんが、少なくもありません。

日本でも、先日、婚姻により「夫または妻の氏を称する」ことを定める民法750条と、女性に対し6ヶ月の待婚期間を定める民法733条が争点となる事件について、最高裁判所は大法廷で審理を行うことを決めました。

これにより、この民法750条と733条について、最高裁が何等かの憲法判断を行うのではないか、とも思われています。

これらの規定が「違憲」となるのかはまだ不明ですが、ただ、今、この時点で重要な判断を行う必要があると思われているのかもしれません。

そこにはやはり「時の流れ」があるのも事実です。

今後もこの「流れ」を注視し、耳を傾けて行きたいと思います。

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2015.02.26

300日問題の続き

昨日のブログでもダルビッシュ有さんと交際している山本聖子さんが妊娠4か月との報道から

300日問題あるとどのような手続きが必要になるかについて触れてみました。

離婚後に妊娠したけれども早産で300日以内となった時、

従前は前夫の子としてしか出生届出ができませんでした。


平成19年5月7日の法務省の通達により、「懐胎時期に関する証明書」が添付され、

その証明書の記載から、推定される懐胎の時期の最も早い日が婚姻の解消又は取消しの日より後の日である場合に限って、

婚姻の解消又は取消し後に懐胎したと認められ、民法第772条の推定が及ばないとして、

母の嫡出でない子又は後婚の夫を父とする嫡出子出生届出が可能となりました。


これが利用できるのは、離婚の時に妊娠していない場合だけです

離婚の時に妊娠している場合は、先日のブログでも触れましたが、家庭裁判所での手続が必要となります。


300日問題、無戸籍問題については、法務省のホームページでも紹介していますので、参考にしてみて下さい。

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2015.02.25

ダルビッシュ投手と山本聖子さんの交際 ~300日問題とは~

レンジャーズのダルビッシュ有投手と交際中のレスリング元世界王者の山本聖子さんが妊娠しているとの報道がありました。


あくまでも報道されている情報ですが、山本さんは妊娠4か月とのこと。

ところで、これまた報道による限りの情報で恐縮ですが、山本さんは前夫と昨年9月下旬に離婚しているとのこと。


ここで気になるのが、いわゆる「300日問題」です。


民法772条2項は、「婚姻の解消から300日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する」と定めています。

仮に、山本さんが前夫と平成26年9月下旬に離婚したとすれば、平成27年7月下旬以降(正確には離婚後300日が経過した後)に子どもが生まれた場合、そのお子さんは、前夫との子とは推定されることはありません。

ダルビッシュ投手が認知をすれば、法律的にもダルビッシュ投手の子どもとなります。

しかし、仮に7月上旬もしくはそれ以前に生まれれば(離婚後300日以内に生まれれば)、前夫の子と「推定」されることになります。


この場合、生まれてきた子を法律的な意味でも前夫の子ではないとするためには、前夫から嫡出否認の訴え(民法775条)を起こすか、山本さんサイドから親子関係不存在調停などを行う等が必要となる可能性もあります。


DNA鑑定が発達した昨今において、この「300日」問題には多くの意見があります。
実際、これに関するご相談も増えてきているように感じます。

前夫との話し合いがスムーズに行けば良いですが、実際の事案では前夫と協議どころではない場合もあります。

もしお子様のことでお悩みの方がおられましたら、一度弁護士にご相談いただければと思います。

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2015.02.24

面会交流を拒否すると・・・

離婚の際に親権者となった母親が別居している父親と子の面会を拒むことから父が子と会えないとし、親権者変更の申立てをした審判で福岡家庭裁判所は、親権者を変更する決定を出していたそうです。
 
離婚する時に、未成年の子がいる場合には親権者を定めることになりますが、
親権者を定めた後でも親権者の変更が認めらえることはあります。 
 
面会交流を申立てる件数は、ここ数年増加傾向にありますし、面会交流について実現、実施するよう積極的に考えられているように思います。
これまでも裁判所の判断で、面会交流を実施しない親に対しての損害賠償請求や間接強制等の方法を認めてきましたが、さらに一歩踏み込み親権者の変更を認めたようです。

全ての事案で面会交流が実施されなければならないというものではありませんが、事案に応じで子のために何が大事かを判断していくことになると思います。
 
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2015.02.23

前夫と子ども② ~前夫の借金、子ども負担しなければならない?~

先日、このブログで、「離婚した前夫と子の縁は切れない」ことを書かせていただきました。

折しも、子の面会交流を拒否した親から、もう一方の親に、子の親権を変更するとの裁判所の判断も出ました。

子と元配偶者との関係。離婚したからといって終了するものではないのです。

今回も、この離婚した前夫と子の関係について書きたいと思います。


「離婚した前夫と子の縁は切れない」と言うと、時折、「前夫の借金を、子どもも負担しないといけないのですか」という質問を受けることがあります。


この回答は、原則は「NO」となります。

もっと詳しく説明すると、通常、離婚していようとしていまいと、夫(前夫)の借金について、子どもや妻(前妻)が負担する必要はありません。夫が借りたものである以上、債務者は夫一人です。

離婚していようと、離婚していないであろうと、変わることはありません。

ただ、もし、子どもや妻(前妻)が、夫(前夫)の債務を保証している保証人になっていれば、話は別です。

これは、妻(前妻)や子と債権者との契約により、妻(前妻)や子も債権者に債務を負っている形になるので、妻(前妻)や子も、夫の借金であっても負担することを求められる可能性があるのです。

もっとも、これも、離婚していようが、していまいが変わりはありません。


つまり、離婚する、離婚していないに関わらず、保証人等になっていないのであれば、子どもや妻(前妻)が夫(前夫)の債務を負担することはありません。


なお、前夫のみの債務であっても、前夫が死亡すれば、子が相続人となりますので、たとえ離婚していても、子が前夫の債務を相続することになることにご注意ください。

この場合は、相続放棄の手続きを取ることを検討しなければなりませんので、前夫が死亡したことを知った際は、至急弁護士にご相談ください。相続放棄は「相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内に行わなければなりませんので、速やかにご相談いただきたいと思います。

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2015.02.20

ドラマ「リーガルハイ1」第6話を観ました。

関西地方では、リーガルハイの1シーズンが再放送されています。
昨日の第6話は、「離婚」がテーマでした。

芥川賞受賞作家の夫と元フリーキャスターである妻は、おしどり夫婦を演じていましたが、
とうとう離婚することになります。

夫側を古美門弁護士、妻側を古美門弁護士の元妻である圭子・シュナイダー弁護士が務めることになります。
夫は妻の浪費と暴力的な行動を指摘し、妻は夫の浮気を主張し、慰謝料3億円の支払いを求めます。

夫の浮気相手は、覚えているだけでも18人!!ということでしたが、
夫は、破綻後の抗弁を主張しますが、裁判は泥沼化します。

ドラマでは、調停のシーンはなく、法廷での尋問シーンがありました。
妻の尋問途中で夫と言い争いをしていましたが、
双方に代理人が就いている場合、法廷で夫婦が話をすることは原則ありません。
ましてや言い争いをしてしまうと、場合によっては退廷を命じられることもあります。


最終的に、圭子・シュナイダー弁護士からヒントをもらった黛弁護士の起点で裁判は大きく動き、黛弁護士が目指していた、円満な離婚(何が円満な離婚か定義することは難しいのですが)となります。
古美門弁護士と圭子・シュナイダー弁護士の掛け合いは息が合っていて、お似合いでしたし、お互いを思いあっているようなシーンもあり、この夫婦の離婚も円満な離婚だったのかなと想像させられました。

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2015.02.19

ドラマ「全力離婚相談」第7話(最終回)を観ました ~ 夫、妻、そして子ども ~

ドラマ全力離婚相談第7回(最終回)を観ました。

【ネタバレがあります。ドラマ「全力離婚相談」第7回をご覧になっていない方はご注意ください。】

佳苗ちゃんの苦しみ、竹内弁護士の苦しみ、稲垣さんの苦しみ。それぞれが表現されていました。


10年前に佳苗ちゃんが書いた「ママには会いません」という内容の手紙。


ても、今の佳苗ちゃんは、「10歳の子が書いた手紙をそのまま信じるなんて」「お父さんに気を遣って書いた」と話します。

佳苗ちゃんは、お父さんにも「母親の悪口をずっと言われて苦しかった」と感情を爆発。


実際の離婚事件でもいつも思うことですが、離婚事件の当事者は、夫と妻だけではないのです。その間にいる子どもにとっても大切なことが決まることがたくさんあります。


離婚をすれば夫婦ではなくなりますが、でも、子どもの父親と母親であることには変わりがありません。


そこを当事者のお二人の中でどう理解し整理していくのか、非常に難しい時もありますし、事案によっても様々です。

ただ、夫、妻にとってこの離婚が決してマイナスになることのないように願うのと同じく、その間の子どもにとってもマイナスにならないような離婚になればよい、そう思っています。


佳苗ちゃん、竹内弁護士、そして稲垣さん。それぞれにとってこの10年はたくさんの苦しみを感じながらの生活だったのかもしれません。

でも、それぞれに話し合う機会を設け、そして相手の立場を考えることが出来た結果、ドラマでは、改めて親子の一歩を始められそうでした。

佳苗ちゃんにとっては、竹内弁護士は、恋しい恋しいお母さんということなのでしょう。

そして、それは決して、稲垣さんが「良くない父親だった」ということではないのです。

つまるところ、佳苗ちゃんは、お父さんもお母さんも大好きだったということなのだと思います。

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離婚事件では、多くの事情を依頼者の方から伺い、それをどう捉えて行くのかを検討する必要があります。

それには莫大な時間を要する時もありますし、圧倒的な感情にどう対応していけば良いのか難しい時もあります。


そして、時に弁護士は、依頼者でない子どものことや、相手方の今後を考える必要もあります。


そう意味では、法律問題でない部分も非常に大きいのです。


このような離婚事案は、弁護士によっても対応はまちまちです。積極的に取り組みたいと思う弁護士もいれば、そうではない弁護士ももちろんいるでしょう。


弁護士のやり方もそれぞれですし、そこには、依頼者の方との相性というものもあるかもしれません。


ただ、竹内弁護士のように、「離婚事案」への並々ならぬ思い入れがあるのであれば、それは代理人活動の原動力になるはずです。

少し意味は違うかもしれませんが・・・。「好きこそ物の上手なれ」。


今後も離婚事案への熱い気持ちをもって、一つ一つのご相談に取り組んでいきたい。そう思ったドラマでした。


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2015.02.18

債務が残っているかもしれない・・・

亡くなった方(被相続人)がどのような生活を送っていたのか
わからない場合、債務が残っているようであれば
相続放棄の手続をお勧めします。


この手続きは、原則として
① 相続の開始後
② 相続人が自己のために相続の開始があったことを知った時から3カ月以内
にすることになっています。


3か月という期間は、長いようであっという間に過ぎてしまいます。


相続放棄をするかどうか迷われている場合は、
家庭裁判所に期間伸長の手続きをすることで、
ひとまず、熟慮期間を延長してもらうことができます


人が亡くなった後、どのような手続きが必要か、
事前に知っておくことは大切なことですので、
参考にしていただけたらと思います。


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2015.02.17

前夫と子ども① ~縁は切れる?~

法律相談をしていると、時折、

「離婚した夫(前夫)と子ども関係」についての相談を受けることがあります。

離婚に至った原因が影響しているのかもしれませんが

「前夫と子どもの縁は切れませんか」というご質問を受けることもあります。

そもそもこの「縁」をどのようなものと理解するかは人によって様々なので、難しい質問ですが、

親族関係を法的に「切る」ということはできません。


離婚し、子どもを妻が引き取った場合(妻が子どもの親権者になるという意味です)、

子の親権者は妻の単独親権となり、その意味では、子どもが何等かの法律行為等をする際、前夫に意見を確認する必要はありません。前夫の意向を確認することなく、子どものために母親が考えて決めて行くことができます。

ただ、離婚をしても、前夫が子どもを扶養する義務があることに変わりはありませんし、子どもが成人した後、逆に前夫が要扶養状態となれば、子どもが前夫の扶養義務を負う可能性もあります。

また、前夫が死亡すれば、積極財産(預貯金や不動産、その他のプラスの財産)も消極財産(借金など)も子どもが相続することになります。

そういう意味では、「縁を切る」ということはなかなかできません。

実際、音信不通であった父親の債権者から連絡が来たというご相談を受けることもありますが、もしそういうことがあれば、すぐに弁護士にご相談していただきたいと思います。時間が経過してしまえば対応できることもできなくなってしまいます

離婚する際、もしくは離婚した後に、何か気になることがあるのであれば、一度弁護士にご相談いただければと思います。


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2015.02.16

離婚後の氏はどうなるの?

 

ビッグダディの元妻であるタレントの美奈子さんが、氏を婚姻前の氏に変更したことを公表されました。
離婚すると原則、旧姓の氏に戻ります。
婚姻中の氏を続ける場合、婚氏続称の届出をすることになります。
離婚した日から3か月以内であれば、届出だけでよいのですが、それを過ぎると、
家庭裁判所で手続きをとる必要があります。

美奈子さんの場合は、婚氏続称をされていたようですが、
それを旧姓に戻されたようです。
この場合の氏の変更も家庭裁判所での手続が必要となります。

氏の変更は、「やむを得ない事由」があれば認められます。

子供が自分の戸籍に入っている場合は、子の氏の変更も忘れずになさってください。

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