りんどう法律事務所のブログ

2013.12.20

ドラマ「リーガルハイ」最終回を観て ~ 求められる弁護士とは ~

ドラマ「リーガルハイ」が終わりましたね。

今季の「リーガルハイ」は、古美門先生のやんちゃな面や熱血な部分にも、より一層の磨きがかかっていたのではないでしょうか。

今回も、「リーガルハイ」最終回を観て感じたことを書いてみようと思います。

        

【ネタバレ要素があります。まだ「リーガルハイ」最終回をご覧でない方はご注意ください。】

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安藤貴和さんの破棄差戻審は、まさかの、羽生検察官 VS. 三木弁護士という対決から始まりました。

実務からすると、羽生検察官の登場は驚きです。とても考えにくい状況なのです。

弁護士が裁判官になることはあっても、検察官になることは、まずありません。そのような「方法」がないのです。

また、ネクサス所属の弁護士である黛弁護士が弁護人を務めていた被告人の事件を、ネクサスにいた羽生さんらが、検察官として関わるということも考えられません。

いくら羽生さんが「人たらし」であっても、そこは無理なところです。

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とはいえ、ドラマ上の演出ですし、羽生検察官 VS. 古美門先生の裁判がいずれ描かれるであろうと思っていた方も多いと思いますので、このまま話を進めます。

途中まで羽生検察官、「嫌な感じ」がプンプンしていましたね。

そして、最後の「えっ?」と思わせる羽生さんの言動。ある意味最後まで謎な人でした。

そんな羽生さんがずっと目指していた「WIN WIN」。

司法修習生の頃、ある裁判官に「オレンジを取り合っている事件があります。あなたは、それぞれの当事者に何を聞きますか?」という質問を受けたことがあります。

今となっては私がどのような回答をしたのは覚えていないのですが、その裁判官はこう続けられました。

「片方は、マーマレードを作りたくて皮だけを欲しがっていて、もう一人は、実を食べたいと思っている。こういうことも実際にはある。WIN WINの解決が図れることもあるものだ。当事者とじっくり話すことが大切。」

「WIN WIN」という解決は、弁護士にとっても理想的な解決の形の一つです。

ただ、真の「WIN WIN」という解決を導き出すためには、依頼者だけでなく相手方の気持ちを深く考えなければならなず、これが結構難しい時もあります。
また残念ながら、事案によっては「WIN WIN」の解決が困難なときもあります。
さらには、人には妥協することが出来ないとき、してはいけない時もあったりします。

古美門先生は、事件を通してそのことを教えてくれたのではないでしょうか。

「醜さを愛せ」。

古美門先生、響きました!

事件には色々な感情が付いてきます。圧倒的なパワーを持った感情に触れることもあります。

そこに簡単に蓋をして、離れたところから物事を見て、自分が正しいと思う解決を依頼者に求めるというのは、やはり弁護士がすることではないというメッセージに受け取ったように思いました。

古美門先生の「人」「事件」への愛情が感じられました。

羽生さんも、この古美門先生という人に、とてつもない魅力を感じたのでしょうね。
最後のシーンは気になりますが・・・笑

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あくまでもドラマ、作られた話ではありますが、この「リーガルハイ」を通して、毎回、求められる弁護士というものについて考えさせられたようにも思います

「リーガルハイ」の終了は寂しいところですが、また、今後、法廷もの、弁護士もののドラマがあれば、このブログで触れて行きたいと思っています。

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